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短篇小説 少年 2-5

画像 5048


僕は、毎週土、日曜日と野球をやっている

僕の入っているクラブの監督は、レイバンとか言うブランドのサングラスをかけていて

見た目は、すごく恐そうなんだけど・・・

実のところも、僕たちの親も監督を最初は恐れていました

監督は、父兄に「仕事のある方は、来てもらわなくていいですよ、負担になることをして貰わなくて構いません」

僕の母は、土、日とも仕事を持つためにクラブに入る時にとても悩んでいました

だけど監督の言葉で、母は救われたと言っていた

監督は、野球ばかりではつまらないだろうと、夏休みには川のある風景の場所で

監督、コーチが岩を積んでくれてその中に岩魚を放して岩魚のつかみ取りをさせてくれた

捕まえた岩魚を監督自ら捌いて、塩焼きをする

もう、この味は、今まで生きてきて初めての味でした  「うまかった」

秋には芋煮会と、僕たちに自然の中で遊ぶ楽しさを教えてくれます

僕たちのチームは全員、そして親たちも監督の素晴らしさに引かれていきました



監督は、僕たちをすべて使う、全員野球を心がけてくれている

「こらー声をだして取らんか」

監督の声が聞こえると、チーム全員に一斉に緊張が走る


そんな監督ですが、動物をとても可愛がる人です

グランドに捨てられていた、子猫を「可哀想に」と言って家に連れて帰り飼われた

僕は、そんな監督を見習いたいと思うんだ

今日、僕の家にも捨てられた子猫が来る

僕は、子猫を捨てた人に怒りを覚える

かけがえのない命を大切にする人間に、僕はなりたい

もう、子猫は家に来たかな・・・



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| 小説 | 07:41 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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短篇小説 少年 2-4

画像 2938


「もし、アレルギーがでたらどうしようかなぁ」

猫の毛の心配、あれだけ毛嫌いしているんだから・・・

無理かもね・・・

私は、心に不安を抱えながら子猫を貰いに向かう


春まだ浅い、寒い夕方

田んぼのあぜ道の下で「ニャー、ニャァー」と大きな声で鳴きながら助けを呼ぶ

小さな体で一生懸命、あぜ道の土手を登ろうとしているけれど登れない

散歩途中の二人の女性が鳴き声に気がついてくれたから、救われた

もし誰も通らなければ、命は無かったかも・・・



「ま、一度対面させるか。なるようにしかならないから」と、私は思い直した



見てもいない子猫の名前も、心の中で決めていた

桜が咲くから「桜にしようか、小さい春でこはるにしようかな」

子猫に会って顔をみてから決めようと!



出会いは、桜が咲いた日


「おはようございます。頂きにあがりました」

「お、来たね。待っててよ連れて来るから」


小さくて柔らかい子猫を初めて抱いた・・・その瞬間から愛おしくなった


動物は大好き!

猫を飼うことは、私も始めての体験です

「こんにちは、今日から私がお母さんですよ」と、子猫の顔の前で挨拶をする

子猫は「ニャァー」と返事を返してくれた

白と黒のフサフサな子猫

「前髪があるみたいで可愛いね」

すぐに私は、子猫に夢中になる自分に気がつきました


「駿だって嫌いだなんて言わないよ、こんなに可愛い子は、どこにもいない」

「心配しないでね、大丈夫。私はこれからずっとこはるの味方だからね!」


桜の咲く日曜日の朝

こはるは我が家にやって来ました・・・

                          つづく





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| 小説 | 07:50 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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短篇小説 少年 2-3

画像 4260


晩御飯は、大好物のチーズカレーを食った

母の作ったカレーに溶けるチーズを載せるんだ、これが超旨いんだ

食事を済ませて、僕は居間で横になりながらテレビを点ける

大勢のタレントたちがクイズに答えている番組がやっている

「芸能人は凄いよな、歌も上手く歌えて、クイズも答えるくらいにいろんな事を知ってるし、ドラマの台詞も暗記できるしさ、尊敬するよ」

と、言ったら

「駿の凄いところは、どこでもすぐ寝るところ」と、母が台所の洗いものをしながら答えた

「そうだなぁ、僕の凄いところはそんなもんだよ」と僕も納得する


小さい頃の話を聞くと

僕は寝ながらご飯を食べていたり、風呂に入ったら風呂の中で熟睡してしまう・・・

これは母にも言ってないけれど・・・

僕は一度、風呂の中で溺れたことがあるんだ

あの時は・・・死ぬかと思ったぜ

だから風呂の中では、寝ないように注意してるんだ

そんなことを想い出しながら、テレビのクイズ番組を見ていたら

台所の片付けを済ませた母が横に来ていた

「宿題は済んでるの・・、男の子は勉強しろて言うとしないからさ、言わないで来たけれど・・・」

「いつかは自分から進んでやってくれると思っているけれど・・・いつからなのかな・・」

「勉強しなさいと言わないでいたら、本当にしないで終わりそうだよね。駿どうなの」

と、母が機関銃のようにまくし立ててきた

「うるさいなぁ、わかってるよ」と僕も反撃する

母も負けじと

「駿が寝ると大変だから、大きな身体していても・・寝てしまったら赤ん坊と同じなんだよ」

「まだ今なら大丈夫そうだからやることやりなさい」と、いつも同じことを言う母だ

「これ見たらやるよ、やるから・・」


「あれ・・駿!」「もう・・」

「まったく、今夜もソファーで寝るんだ・・」

僕の凄いところは、どこにでもすぐ寝れるとこ、寝たら地震が来ても起きないとこらしい

母は小さい頃の僕を抱きかかえて、ベットに寝かせてくれたけれど

今の僕は、母より大きく成長してしまったから・・・そのままにして毛布をかけてくれている

「あー、もうまた明日は早く起こさないといけないじゃん・・・

起こすのも一苦労なんだからさぁ・・・寝起きの悪いのも凄いところだよ!」と、母が言ってる気がする
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| 小説 | 10:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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短篇小説 少年 2ー2

画像 4836

僕は、克服したいことがある

なんとか卒業式の日までには、苦手を克服したいと思う

小さい頃、母にお使いを頼まれた時から、僕は猫が怖いと思うようになってしまった

道で猫を見ると、遠回りをして家に帰る

なるべく猫の目は見ないようにしている、猫の光る目が一番苦手な僕なんだ

母は、そんな僕を笑うし、友だちには猫が怖いなんて言えない


だけどさぁー

どうしても克服しなきゃいけないんだ


僕は、小さい頃から少年野球に入り野球を愉しんで来た

それも小学校を卒業したら卒部するんだ

卒部を祝う会があるんだけれど、それが僕の今一番の悩みなんだ

少年野球部の監督の家には、3匹の猫を飼ってみえます

それはそれは愛らしい猫たちで、膝の上には来るし、遊んで欲しいのか足にじゃれついてくる

僕はその度に、猫たちから逃げて回っているんだ

友だちは皆、猫たちと遊んで愉しんでいる

お正月に監督の家に、お年玉を頂きにお邪魔している時に


ショートを守る健太に突然「駿は、猫が怖いのか?」と、聞かれた

僕は、「ど、どうしてさ」と答えた

「なんだか、猫から逃げてるみたいだからさ」と、健太が言った

「な、なんで猫から逃げるんだよ?ばかばかしい!」

僕は答えながら、健太から逃げた

どうしよう・・・

健太が疑わしい目で僕を見ていたんだ・・・

そうだよな~

猫が近づくと、逃げ回る僕を友だちは気がついているのかもな・・・


今度の卒部を祝う会に、また疑惑を投げかかれるのは御免だ・・・


そんな時に、母が猫を貰う話しをしてきたから、僕にとって幸いだったんだ

母が貰う猫は、どんな目をしてるのかな?

子猫なら、怖くはないと思うし・・・

僕の家に来る猫と仲良くできるのかなぁ~

少し不安だけど、僕は子猫が来る日をちょっぴり待ち遠しさが募る

卒部の会までには、猫を抱けるようにするぞ!  おう!

               
                         つづく


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| 小説 | 22:09 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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短篇小説 少年 2

画像 812

僕は、ねずみ年生まれの小学6年生

母は、「僕と結婚する女の子は、幸せになる」と、いつも言ってる・・・

ずっと小さい頃から言われてきているので、「そうなのかな?」と、僕も思うよ

僕は、小さい頃から苦手が一つあるんだ・・・

それは母しか知らない、僕たちの秘密だ


桜の蕾が膨らみだしてきた、ある夜

「ただ今」と、母が帰って来た

「お帰り、お酒を飲んできたのか」と、僕は嫌な顔をした

「うん、少しね!」

「ねぇ、駿くん」と、母は僕ににじり寄ってきた

僕は、テレビを見ながら「なんだよ」と、そっけなく答えた

「頼まれてさぁ~」

「何を?」

「ペットを飼いたくない?」と、母は僕の隣に来て囁いた

「飼ってもいいの?」と、視線を母に向けた

小さい頃に飼っていた、インコのピーちゃんが逃げて、次に飼ったチーコが死んでからは

もうペットを飼うことは、諦めていた

「本当にペットを飼ってもいいの?」と、僕は母に繰り返した

「頼まれてね、なんでもすごく可愛いらしいて」

「駿君がさ、欲しいなら飼ってあげたいんだ」

「まだ、手のひらに乗る小さな子なんですって」と、母は両手を差し出した

「僕は、欲しいよ!こんなに小さいなら、可愛いよね!」

「どんな犬なの?」と、母に聞いた

母は、立ち上がり着ているコートを脱ぎながら後ろ向きに、台所に歩き出した

冷蔵庫の扉を開けて、水を取り出した

僕は、母の後を追いかけて「ねえ、どんな犬なのさ、聞いてないの?」

母は、水を飲みながら小さい声で「・・なの」

「なんだよ、聞こえないよ」と、僕は声を大きくした

母は僕を見ながらもう一度言った

「駿君、犬じゃないの」

「じゃあさ、何?」

「あのね、子猫なの・・・」と、母が僕を見つめながらゆっくりと言った


「・・・・」

僕は、母から離れて居間のソファーに腰を下ろして座る

暫くの間、僕と母の間に沈黙が流れた


「駿君が猫を嫌いなのは、分かってるよ! でもね、捨てられていて・・・」

「飼う人がいないから・・・さ、可哀想だし・・・」

「駿君がいいて、言ってくれたら子猫を救えるでしょ」と、母は言い続けた


僕はソファーに寝ながら、「もう、黙れよ!」

「じゃさ、子猫を見てからさぁ!」

「・・・・決めるよ」と、僕は言ってしまった・・・


「そう、一度見てくれるんだね!」と、母の声が急に明るくなった気がした

           
                                        つづく


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| 小説 | 01:28 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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